貴金属の種類

貴金属は8種類と考えます。貴金属を扱う時、例えば金属の重さやロー付け、共付けをする時など金属の基本的な性質について知りたい時にこの表が役に立つのではと思いつつ、纏めてみました。一番高い値と一番低い値は赤字で表しています。

貴金属名 化学記号 原子番号 軽白金族 重白金族 硬さHv 密度g/㎝3 融点℃ 沸点℃ vs 王水 溶解酸化物 酸化
Ag 47 24 *1 10.5 *2 961.93 2162 高温で酸化 *4
Au 79 22 *1 19.32 *2 1064.43 2857
ルテニウム Ru 44 240 *1 12.41 *2 2250 4155 *3
ロジウム Rh 45 100 *1 12.41 *2 1960 3697 *3
パラジウム Pd 46 40 *1 12.02 *2 1552 2964 溶解 *3 温希硝酸
オスミウム Os 76 350 *1 22.57 *2 3045 5012 *3 大気中酸化
イリジウム Ir 77 220 *1 22.42 *2 2443 4437 *3
プラチナ
(白金)
Pt 78 40 *1 21.45 *2 1769 3827 溶解 *3 過酸化カリウム
/ 過塩素酸
ナトリウム

*1 硬さHv:硬さは焼きなまし状態

*2 密度g/㎝3:wax上の重さ × 密度 = 地金の重さ

*3 王水:濃塩酸と濃硝酸とを3:1の体積比で混合してできる橙赤色の液体。また、濃塩酸と濃硝酸とを1:3の混合比としたものは「逆王水」とよばれ、分析化学において金属の溶解などに用いる。性質は酸化力が非常に強く、王水との反応で生じた金属化合物はその金属の最高酸化数を示す。また、通常の酸には溶けない金や白金などの貴金属も溶解できる。ラテン語:Aqua Regia (英語:Royal Water or King’s Water)

*4 銀の酸化:銀は高い温度に加熱しなければ、通常の状態では酸化しない。銀の変色の多くは硫化反応。銀は空気中の硫化ガス(硫黄ガス)と簡単に化学反応(硫化反応)し、表面に硫化銀の皮膜を作り変色する。硫化銀の皮膜の厚さによって、薄いときは黄色、次に茶褐色に変わり、更に皮膜が厚くなると黒色になる。また、銀は塩素と化学反応(塩化反応)し、表面に塩化銀の皮膜を作り茶色に変色する。塩化銀は写真のフィルムと同じ様に光に当たると銀が黒く変色(黒化反応)するので、塩化銀皮膜は茶色の変色から次第に黒い変色へ変化する。塩化銀皮膜は硬く安定した物質でシルバークリーナーでは取れない。研磨剤で磨くかタンブル等の研磨で塩化銀皮膜をとるしかない。 中川装身具工業のサイトより