講演 - 「生物の飛行」を聞いて

飛行を想像して、思わずシャッター!
航空機の飛行について研究をされている先生の講演会を聞きに行きました。
その先生は様々な動植物がどのように飛んで移動するのか、(先生は、どのような翼を持っているかと表現していました)その飛ぶ様子を事細かく研究され、研究成果を航空機に生かされております。取上げた動植物は、花粉の粒子(大きさ数10ミクロン)、植物の種、鳥(海鳥と陸鳥)、昆虫(蝶、蝉、蜻蛉他)、動物(ムササビ、ヒヨケザル)、魚介類(トビウオ、イカ)、爬虫類(空中を飛ぶ蛇)などと例えるものは、数知れず。植物の種は、先生が実際に持ってきたもので、どのように落下するかを見せて下さいました。特に印象的でしたのは、風に吹かれるとくるくる回転しながら落下するもの(回転する翼と仰せでした)でした。まるで空気中で舞っているようでした。途中航空機の構造のお話もありました。飛行船(グリーフ・ツェッペリン)とボーイング747との構造の比較。先生は航空機を使ってある実験をしようとしたそうです。
自然物から学べることは、翼は流線形よりも自然の種のようにギザギザした線の形のほうがよく飛ぶということだそうです。自然物は、それぞれ目的に合った構造を持ち、上手に飛ぶ方法を知っているのだから、それに勝るものはないですね。
会場は講演会内容にふさわしい場所、羽田空港内にあるホールでした。飛行機の飛んで行く姿がとてもきれいに見える所で、私にとっての特別展望台でした。 大変貴重なお話を拝聴できてとても感謝、感激です。ありがとうございました。